滞りがないことに、感謝。
一日が何事もなく終わることの安堵は何事にも代えがたいのではないだろうか。
例えば、今日、歩いているリクガメにケツを噛まれないことは世の中が平和だからだろう。
信号のない横断歩道を渡ろうとすると、車が止まってくれたり。
マンションの20階から落ちてくる鉢植えに気づいて、誰かが突き飛ばしてくれたり。
プールで頭を抑えつけておぼれさそうとする悪いクラスメイトを、先生が叱って抑えつけてくれたり。
自分が五体満足で生きていられるのも、人の助けに依るところもある。
しかし今日は、そんな人の助けは必要なく、過ぎる何事もない時間。
ただ、トイレに行って大便がでるだけの日。
本当に、今日も、ゴールに向かって生きたな、と噛みしめる日だと感じた。
家から一歩も出ずに何事もなく、お手洗いも滞りなかった今日に、感謝。