未来の食べ物「うな次郎」に、感謝。
人間の飽くなき研究は、素晴らしい。
「うな次郎」を食べた。土用の丑の日に。「うな次郎」とは、つまりウナギの味に近づけた魚のかまぼこなのだが、これがよくできている。
まず見た目だが、並べてみるとトカゲとイモリのようにどっちがどっちかわからない。
山椒やタレもついていて、食べてみると「これもうほぼウナギじゃん」と思ったほど歯ごたえも舌触りもそっくりだった。
国産が2000円くらい、中国産も1200円ほどしていた中で、「うな次郎」は250円前後。
安い。
一般人のほとんどは、生バンドで歌を歌わない。カラオケを楽しんでいるはず。
そして、カラオケは日進月歩、その『質』を上げてきた。
「うな次郎」も、そうだ。
これからも、きっと庶民が高くて買えないモノに似せた商品が出てくるだろう。
そんなとき、オイラは作り手の「高級な食べ物の気分を味わってほしい」という気持ちを感じたい。その真摯な思いを浴びせかけられたい。
そして、できたら画期的養殖方法で大量生産され安くなったウナギも、食べたい。
最新鋭の研究結果、「うな次郎」に、感謝。